アフィリエイトにおける葛藤とその解決の話

モラルの話

アフィリエイター活動をしていると、それなりに葛藤が出てくる。

これをどう解決するのか、その人のポリシーというよりはもはやモラル問題である。

私はユーザーにとって便利かを考えることにしている。

いくつか場合分けをしよう。

Amazonや楽天で買える商品なんですが

 

まず、同じ商品でもAmazonや楽天で買うことができる場合がある。
Amazonでは2%、楽天では1%の商品で、定価は3000円としておこう。

ところが、公式ページで購入すれば5%だったり、初回のみ3000円だったりする。

アフィリエイターの定石は、「公式ならではのメリットを訴えよう」

事実、利益率を考えればもちろん公式。

ただし、これはそう単純ではない。大きく分けて、

  1. Amazonや楽天に出しているのは転売屋さん?
  2. 公式にAmazonや楽天に出店している

Amazonや楽天に出品しているのが転売屋さんっぽいケース

これは簡単。Amazonや楽天が転売屋さん?という感じのお店の場合だ。

これは、はっきりと、公式の安心さを訴えればよい。変な感じのお店はおやめなさい、というのは、ユーザーにとって利益である。

問題は、公式ならではのサービスがせいぜいポイント還元でしかないことがある。

公式にAmazonや楽天に出品しているケース

Amazonや楽天に公式ストアや、公式扱い店がある場合は併記している。

ユーザーから見れば、いつものAmazon、いつもの楽天だからだ。なので、楽に売ることができる。また、合わせ買いも期待できる。

まとめ買いをするなら公式から買ったほうが安いこともあるが、公式で購入するメリットがポイント還元でしかない場合、試してみようか程度の人にとって、Amazonや楽天の方が買いやすい。

商品レビューを依頼された場合

 

関係性の明示は必須

フェスなどで配られたり、ASP経由で使ってみてほしいと依頼されることがある。これは、モニターであったり、PRであることという関係性を明らかにしている。そうでないなら、単純なステマである。

ここはモニターサイトに登録していると、かなり口酸っぱく言われる点だ。それがASP経由になるとあまり言われない。そのせいか、それなりに有名なアフィリエイターさんがたでも、PRとお書きにならない方が結構いる。本を出されるような方のサイトを見ていて、私と同時期に配られたのでは?それなのに関係性の明示をしない方がおられるので、ただただびっくりしてしまう。

フェスでは撮影ブースが設けられていて、ブツ撮りができたり、本商品をいただくこともある。自称アフィリエイトコンサル(特に名前は出さないし、リンクも貼らない。でも魚拓はとってある)が「(フェスでいただいた本商品の写真があると)実際に購入した物と思われやすい」と書かれていてドン引きした。

ステマの全てが景表法違反とはならないが、書いた時期をみればフェスでもらったのだということがわかる人は少なくない。

アフィリエイターがいかがわしく思われる点はそういう人がいるからだ。

私は古いものでも文中冒頭に書いていたが、最近ではタイトルにも含めるようにしている。古い記事は見つけたら修正。

自腹で購入したものと、依頼されたものではクリック率は有意に下がる。しかし、モニターサイト登録者の記事で、熱っぽく語って購買意欲を掻き立てられた後に、「ナントカさんのキャンペーンに参加中!」とあると幻滅するのを経験した。関係性の明示はタイトルと文中冒頭に入れた方が良いであろう。

実際、関係性を書いても、毎月10個単位で売れるものは売れる。

もしも、その商品を実際に購入したならば、タイトルを変更しても良いと考えている。ただし、文中には冒頭に当初貰ったものだが、気に入ったので自分で買ったことは書くだろうし、新たに記事を書くこともあろう。

商品をいただいたが、怪しげな商品の場合

フェスなどに行くと、広告主ブースで商品の現品をいただくことがある。

その場の説明だけではよくわからず、使ってみたり、書くために調べていくうちにこれは?と思うことがある。それはもうスルーすることにしている。大抵、定期購入前提の商品だが。

先方から何か言われたら、この点が疑問でどうなのですか?と質問してみれば良い。その上で、自分は正直な感想を書いているので、このように事実を書くしかない、と言えば良いだろう。なんなら、商品を返送しても良いと考える。

なお、これまで何も言われたことはない。

定期購入前提の商品はどうするのか

定期購入を求める商品というものは、なんというか、そもそも商品にパワーがない。売れないから「初回お試し価格!」という売り方をするしかない。なので、自分で購入したことはない。全て貰い物である。

試しに使ってみて良いと思っても、定期購入が前提の商品もある。

この場合は、明確に定期購入、例えば、「要注意!初回1000円でも3ヶ月間の縛りがあり、2ヶ月目からは3000円になりますよ。」は必須である。最近ははじめの月に定期購入契約解除をすることができるものも増えたが。私はむしろ後半を強調することにしている。

自分で買ったことはないので、タイトルで関係性を出してクリック数を落とし、契約の注意点をがっつり書くのでこの書き方で売れたことはない。

しかしおそらくこれが広告主にも読者にも誠実な態度だ。

後半部分を書いても買ってくれる人は広告主とトラブルになることはないだろう。

読者にも注意喚起ができるので、誠実であろう。

白状すれば、雑記ブログであれば、別の記事も読んでいただくのを期待している。

使っていない商品についてはどうするのか

 

あたかも使っているかのように振る舞うことはできない

「テレビCMに出演している人がその商品を使ってると思いますか?だから、使ってなくても大丈夫」、みたいなの。

ただ、テレビCMやスポンサー契約を結んでいるタレントさんやスポーツ選手たちの契約は、契約期間中に同一種類のものでライバルブランド・ライバル社のものを使っているのがバレると違約金を支払う条項が含まれているのが普通である。

そもそも我々アフィリエイターにそんな縛りはない。

この点はもはやモラルの問題ですらなくなって、軽犯罪法1条34号事案(三十四 公衆に対して物を販売し、若しくは頒布し、又は役務を提供するにあたり、人を欺き、又は誤解させるような事実を挙げて広告をした者)。

実際に立件されることはなくても、読者の信頼を失う。主語が明確なサイトでレビューアフィリエイトを行うならば、読者の信頼を失うのは下手である。

使用感を書くならば、サンプルであったり、店頭ででも使ってみようじゃないか。

実は、定額購入契約を結ばせるタイプの商品だと、実は契約解除したいのに持て余したり、使っているけれど送ってくるペースが早すぎて持て余している人がいる。商品をメルカリで検索してみると、そういう未開封品が結構見つかる。

購入するときの取捨選択の過程は見せて良いと思う

しかし、購入するときには、複数の候補を上げ、そこから取捨選択していく。

その過程は見せても良いだろう。なぜ取り上げたのか、なぜ使わないのか、はっきりと書く。

もしくはカタログをみてニマニマすることもあるので、それをウェブ上でやる。そのジャンルに詳しければ、オススメしない理由、オススメできる人もわかってくるものだ。

広告は主にブツの写真を見せるために出す。書いていることは固定ファン相手のおしゃべりだ。それでもお買いになる方はおられる。

これは主語を明確にしたブログならではの売り方だ。

急がば回れ

売れる商品を売ってから綺麗事を言えという方も理解できる。経済的に自分や家族を救うことは大切だ。

しかし、良心を売って食べるご飯は美味いのだろうか。

また、サイトやブログのブランディングにも失敗しそうだ。

上の「アフィリエイトコンサル」さんは、「月に500万円」とかすごい額を書くのだが、積極的に「コンサル」をしている段階で、物販アフィリエイトはそこまでではないだろうということがわかる。その額は眉唾だし、近い額を稼いでいたとしても、その中身は「コンサル」と「情報商材アフィリエイト」だろう。

なかなか成果が上がらないのも事実なのだが、誠実にやっていることは読者には伝わることだろう。(変な人は湧くけれど、それは放って大丈夫)

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