サイトのアドレスを変更したり、アフィリエイトの広告主が撤退したりすると、リンクエラーを連発することがある。(リンクエラーにならず、「このリンクは無効です」のような表示をするASPもある)
最近こういうことがいくつか重なった。ついでなので書いておく。Redirectをかけるプラグインなどはバージョンが進むにつれて仕様が変更されることが少なくなく、必ずしもいつも有効ではないので注意していただきたい。あくまでも以下は2022年1月バージョンということである。
プラグインは全部WPから落とせる。インスタレーション・設定の説明まではしない。その解説が必要な人はこのページを見ていないと思う。
内部リンクの嵐は404エラーでわかる
404エラーが発生しているケースの修正である。
これはサイト内に張り巡らせた内部リンクの修正が必要なケースも内包する。
サーチコンソールで404が出ていないか探る
古いバージョンでエラーがモリモリ出てくるのに新しいバージョンにするとエラーが出ないのは、よくわからない。古いのに出てくるのは、対処済みだが、グーグルに対処ずみだと通知しなかったものだろうか。
Redirectionなど、404エラーを見られる、かつ、301リダイレクトがかけられるプラグインがある
Redirection というプラグインを使っている。いくつかあると思うが、今使い勝手が良いと思うのは、John Godleyという人の作ったものだ。日本語化もされている。
別の人の作った、301リダイレクトをかけられるプラグインを入れているものもある。そのうちの一つは、404エラーを確認するには有料版にしてほしいという仕様に変更された。その気持ちはわかるし、正当な要求である。ただし、Googleの感知した404エラーはサーチコンソールで見られるので、そこまで強く課金する必要を感じないのが悲しいところだ。
今の所このJohn Godleyという人のプラグインは、404エラーの確認・エラーログの検索も無料なので今回提示する。
また、この404エラーのうち、修正する必要のない、謎botが吐かせたエラーもあるので、これは放置して良い。
私はこのWordPressの内部から404エラーを確認して修正していたので、サーチコンソール側に記録が残ってしまった。
SEOに有効な手順としては、
- サーチコンソールでエラーリンクを探す
- 本来表示させたいページを探す
- (もうひと手間かけてから)
- プラグインから404エラーログの検索をかけて
- 301リダイレクトをかけて
- サーチコンソールに戻ってエラー修正をグーグルに通知
であろう。
サイト内検索から出てくる404エラーでキーワードが見つかることも
もちろん、サーチコンソールに出ている404エラーだけが重要なエラーではない。
SEO的にはサーチコンソールに出ている404エラーの対処は重要だ。
同時に、情報に渇望している人はサイト内検索を使ってくれることがある。うまく表示されなかった場合は、これも404エラー表示される。これはサーチコンソールからは見られない。
この人たちの使うキーワードは、そのサイトにピッタリとしたキーワードだが、満たすことができていないキーワードである。
- うまく商材を見つけることができれば、そのサイトで収益をあげられるお宝キーワードで
- 直接収益をあげられないかもしれないが、検索からの流入を期待できるキーワード
- うまく内部の導線を張り巡らせれば、収益に結びつけられるかもしれない
- もしくは、単純なPV上昇キーワードだが、PVが上昇して悪いことは(大抵)ない
この404ログを見るにはサイト内の404エラーを定期的に確認しておけば良い。上述の、404エラーログの表示を有料にした人の目的はここにある。
Broken Link Checkerでリンク切れの確認と修正が可能
内部リンクのみならず、広告主の撤退、アドレス変更その他、外部リンクエラーを修正する必要があるケースがある。
これはリンクを張っているもの全てが対象になる。
なので、内部リンクの修正もここからできる。
リンクぎれを見つけるとメールでリンクぎれページを送ってくれるのだが、WPの画面からはリンク切れページを見せてくれるわけではないのが玉に瑕である。
しかし、Search Regex同様、リンクそのものを修正できる。
それでそこまで不便さを感じない。
Search Regexでリンク先アドレスを一発変換
張り巡らせたリンクうまく貼れていないことがある。
内部リンクでも、301リダイレクトをかけて終わりというわけではない。
301リダイレクトをかければ、表面上は修正されている。しかし、サーバー移転・301リダイレクトをかけるプラグインを変更したら、そこでまた同じ手間がかかってしまう。リダイレクトのプラグインは有効だが、プラグインそのものがバグることもある。なので、内部リンクそのものも修正しておく必要がある。
そのリンク先のアドレスを確認して一発で変換できれば楽だ。
Search Regexというプラグインでそれができる。
このプラグインの良いところは、その表示されているページを全てリストアップしてくれるので、一つ一つ確認することも可能なことだ。
だが、数が多いと漏れが発生することもあるようだ。マルチサイトのシングルサイト化・https化のところで体験したが、通常の404エラーを修正するためのものなら問題ないであろう。
私個人は、これは301リダイレクトをかける前に行いたい(きちんとリンクが修正されているか目視で確認できるので)。だが、301リダイレクトをかけた後に、チャチャっとやっておくだけでも大きな問題はないだろう。
SEO的に有効な内部リンク修正の手順はこうである
- サーチコンソールでエラーリンクを探す
- 本来表示させたいページを探す
- (必要ならSearch Regexでリンクそのものを修正する)
- プラグインから404エラーログの検索をかけて
- 301リダイレクトをかけて
- サーチコンソールに戻ってエラー修正をグーグルに通知
Search Regexはもちろん外部リンク(アフィリエイトリンクなど)が切れた時に、どこにそれがあるのかを見つけ出すこともできる。
アフィリエイトリンクで、リンク切れしない場合
面倒なのはこのケースだ。
最近相次いであったのだが、ストアのアドレスを変更する。ついでにASPを変えます。さようなら。
というものがあった。そのASPでは、リンクぎれがおこらない。ASPのやっている謎のランキングページ(怪しすぎて購入意欲は誰も湧かないと思う)や、「広告は終了しました」というものに置き変わるので、バナーなら見苦しい。リンクに飛ばれた場合は機会の逸失である。
広告主によっては異動先のASPから先行してプライベート広告で案内があることもある。いずれにせよ、面倒なのは面倒である。
どこに行くのかも教えてくれない、かつAmazonや楽天で公式ストアがある場合はそちらに変更した方が良いであろうと認識した。そちらならば、合わせ買いや、取扱を終了してもクッキー効果を見込める。
この場合、アフィリエイトのショートコードを利用していればそれの修正で良い。
しかし、大きなボタンで「〇〇」とやるのが逆効果な種類のサイトも存在する。その場合はいちいちページにアフィリエイトリンクを作って送っていた。
これも、いくつか貼り付けていたならば、Serch Regexである。
ところが、自社アフィリエイトでも微妙なこともあるが、ASPを噛ませたものはこれがうまく動かないのだ。
メインは手動である。あぁ。道は遠い。