Appenのqualificationについての話

AppenではAppenに申し込んだ次に、とにかくなんらかのプロジェクトに採用されて初めてAppenと本契約を結ぶことができる。そして半年ごとの契約更新である。各プロジェクトに採用されるときに、Qualification(=テスト)を受けなければならないものが多い。

私の場合は2020年は1月にAppenに申し込んで割にすぐに通ったが、つぐの段階のプロジェクトに採用され、Appenと契約を結べたのは2月。稼働できるようになったのは3月である。

>>Appen

これまでの間にAuditorにもなったし、プロジェクトをクビになりもした。

Qualificationとは、いってみれば採用にあたっての試験である。多分、その内容や攻略法に関して聞きたい人は多いだろう。

しかし、守秘義務があるので、ぼやっとしか書けない。質問されても、これ以上のものは私には書けない。

Qualificationは各プロジェクトの方針によるので、落ちた場合はそのプロジェクトと相性が悪いと思うしかない。

以下は、攻略法ではなく、どういうジャンルのQualificationかという話である。

1. ボタンを押したら、採用された

私が採用されたものの中に、実にQualificationが容易なものがあった。試験がなかったものだ。

一番簡単だったのは、ボタンを押したら自動で採用されたというものである。このプロジェクトは、とにかく大規模に人を採用して、とにかく稼働させ、データを集め、クオリティの低い人や稼働時間の短い人からさっさと切った模様。

つまり、安易に採用をするが継続的に稼働できるかは能力次第である。

実にアメリカ的だ。Appenは決して甘い世界ではない。

私は幸い、そのプロジェクトが終了するまで残っていた。

実は私は、このプロジェクトのクライアントがどこの会社なのか想像がつかない。GAFAMのあそこかなあとは思うけれど。

この手のプロジェクトに出会えるかどうかは、まさしく運かもしれない。メールでお誘いが来るものは片っ端からどういうプロジェクトか見てみるとこの手のものに出会える可能性はある。

2. Guidelineを配られて、「この場合はこのように処理する」択一問題

何を言っているかよくわからないかもしれない。ただ、1の事例が本当に滅多にお目にかかれないのに対して、この類のQualificationはそこそこある。

特に、マイクロタスクといって単発ものプロジェクトはこの手のものが多い模様。

少し前提を説明しよう。

ガイドラインについて

各プロジェクトには、ガイドラインがあり、これに従って作業を行う。

ガイドラインに従うので、Appenで評価者が恣意的な行為、つまり特定のウェブサイトや特定の広告に対して不当な評価を行うことはできない。不当な評価をしていれば、そのプロジェクトからクビになるだけである。

(広告の出稿者側でご覧になっている方がおられると思う。広告クリエイティブがBanされたのが、人の目で評価された結果であれば、それはそのプラットフォームが求めている品質に達していないということだ。広告評価をする立場からは、この広告がダメだというときには詳しく英語で説明を書くプロジェクトにしかお目にかかっていない。)

そのガイドラインは全て英文で、ものによってはA4で100枚以上ある。ものによっては、1つずつはA4で30枚を切るが、実は4セットあることもある。

私がずっと「英語ができない人にはAppenはオススメしない」というのはこの量の英文ガイドラインを全部読みこなさないとならないからである。

しかも、結構頻繁にガイドラインが変わるので、裏コミュニティで翻訳して配布されたものを読んでもどうしようもないことは多い。なので私に裏コミュニティを作って翻訳してほしいと言われてもお断りする。有料でもお断り。

ガイドラインを読んでいるか確かめる類のQualification

Qualificationのパターンの一つに、この配布されたガイドラインを読んでいるか確かめる類のものがある。

具体例を出すわけにはいかないので、これ以上なかなか説明しようがないのだが。

ガイドラインの中には「Aの類に関しては不適切をマークすること、しかし、Aのように見えても実はBに分類することができるものがあって、これは不適切ではない。例えば●●●●の事例である。」

と書かれていることがある。このタイプのQualificationだと、問題が「●●●●はAなので不適切をマークすべきである。真か偽か」と出てくる。Yes/Noは各言語によって逆になるが、その命題はTrue/False型の質問だ。

レギュラープロジェクトの中でも比較的人気なプロジェクトなのでなかなか入れないかも

レギュラープロジェクトの中でこの類のQualificationを出してくるのは、GAFAMの中の2社。この2社の好感度が実に上がった。特に名前を出さないがX社のプロジェクトは、Auditorも、PMもきっちり仕事をしてくるし、サポートも他のプロジェクトと比べても手厚いように思う。

もともとそこまで良いイメージを持っていなかった会社なのだが、イメージ爆上げ。

Social Feed(垂れ流しなので、自分のプロジェクト以外のプロジェクトについて書かれているものも読める)で、稼働している人によるPMやAuditorに対する不満を見る機会が実に低い。この会社のプロジェクトの中で期限が区切られているプロジェクトでは、ここを離れなくてはならなくて残念、というものが少なくない。そうすると殺到するので、採用されてもツールへの登録が遅れることもあれば、そもそも募集に制限があることがある。

人気プロジェクトで募集に制限がある場合のことについては下で述べる。

3. Guidelineを配られて、実際に評価させるQualification

2.との違いは、分厚いGuidelineを配って実際に評価の真似事をするかしないかということ。

これが実にアンフェアな、評価の真似事なので、いきなりこれを求めるGAFAMの中の特定のY社は嫌いになった。こちらは消費者でもあるので、ここのサービスはできる限り使わない。

この手のQualificationに落ちても語学力のせいではない

このY社の出してくるQualificationは実にアンフェアだ。

例えばQualificationセットが2017年版と書かれていて、2021年にそのHPにアクセスすると404のオンパレードでどうしようもなくてやる気が失せてくるとか。

404じゃなくても、アメリカの特定の州でしか展開してないようなローカルなチェーンストアについてのクエリに対する評価をさせられたりする。

どんなレベルかというと、実際の問題を出すわけにはいかないのが悲しいところなのだが。

これでは、日本に住む日本のマーケットでの採用者は、日本語で読み、日本の何かについての評価を英語で行うので、日本のクエリに対して実際に適切な評価が行えないのではないかと思う。

こんなものを出してくるので、GAFAMの中の特定のY社の態度がわかってくるというものだ。この会社を嫌いになってもしょうがないと思う。

また、この手に落ちても語学力のせいではない。まともな評価者を雇おうとしないこの会社のせいである。

その言語のAuditorを雇えば済む話なのに。

2.3.のどちらも求める会社もある

Qualificationが二段階あって、2.と3.どちらも求める会社もないわけではない。それがGAFAMの中の特定の2社。これは比較的フェアだと思う。

しかも、この2社では、英語ではあるがアメリカ以外のマーケットについても出てきた。なので、特に英語で読み書きできてアメリカのローカルなサービスを知ってるけれども、能力の低い人だけが採用されるわけではない。

しかし、自分のマーケット以外のローカルでニッチでマニアックな知識を求められても困るんだよね、というお気持ちは残る。

知らんがな、インドのことなんか。ということで、これを求めてくるZ社も不快になった。

4. Qualificationをしようと思っても、そもそもGuidelineが404のことがある

このプロジェクトをやりませんか?というメールが来るのに、Qualificationしようと思ってもそもそもGuidelineが404で見られないというものがある。

これはTicketを送ってもどうしようもない。待つしかない。単純なエラーのことがないわけではないのがAppenだが、これもやはり待つしかない。

どういうことなのかというと、このプロジェクトのratorの入れ替えが行われるところなのだ。

お誘いメールがくるということは、候補群の中に入っているということ。ただし、Guidelineが404ということはまだ順番が来てないということ。

もちろん永遠に順番が来ない可能性が微妙にないわけではないのだが、現実的にはQualificationに合格しない人、合格してても時間を満たさない人やクオリティを満たさない人は外されていくので、それなりに待てばQualificationまではいける。

合格しても、スポットに空きがあるとは限らないのでやはり待つ必要がある。その行列を飛ばせる可能性がある人は、少し考えると、やはりAuditorの経験がいくつもあったり、他のプロジェクト(特にその会社の)で良い評価(こちらからはわからない)をたくさんもらってるような人だろう。ご新規さんは待つしかない。

>>Appen

次に読んで欲しい記事

Appenでは稼働できるまでに時間がかかる。というのはこういうQualificationにも事情がある。Appenに興味があるなら、しっかり準備をしてさっさと申し込むべし。

プロジェクトの選び方について。

Qualificationの話を含めて、ははーんこういうことかと推測したことを書いている。あくまでもご参考までに。↓