今回は「記事に書く内容」ではなくて、記事の執筆・記事の修正を習慣化・楽にする話である。
私の場合は、副業ではなく完全に趣味兼お仕事だが、効率化の部分は真似できると思う。
新規記事を書く効率化について
時間があるときにとにかく効率よく書いて、予定投稿を使う
新規ドメインでインデックスを早くしてPVが出るようにしたいならば、毎日1記事アップロードするのをお勧めする。
そして毎日アップロードするには、時間があるときに一気に書いて予定投稿を使うのが一番効く。
WordPressでは予定投稿が使えるので、これを使わない手はない。
私などひどいときには30記事近くが予定投稿になっていることがあった。毎日5記事くらい仕上げていくと、それが積み上がるので。
長いブログだと、ファンがいることがある。ファンになってくれる読者がどんな人かを仮定して(ペルソナ)、その人はどんな時間に読むだろうかと考えて予定投稿してもいい。
スマホ上にメモを書く
私は取材することがあるのだが、iPhone上にWordPressのアプリにメモを書いている。ローカルにも保存できるので便利だ。
例えば、通勤通学の間にブレストしたりして、スマホ上に書いていって、週末に見直しつつ仕上げて、予定投稿で5-7本入れておけば、次の週は毎日1記事をアップできる。
このブログもまたWordPressのアプリに入れてある。

私はWordPressのアプリを使うのだが、例えば、gmailの下書きを使ってもいいだろう。これは特に「更新」を押さなくても自動で保存されるから便利だ。
iPhoneの標準アプリのメモでもいいだろう。
私がWordPressのアプリを使うのは、タイトルを入れられるのと、他のものとぐちゃぐちゃにならないからである。
複数ブログがある人は、WordPressのアプリをおすすめする。
メモを書いておけば、実際に書けるのが一ヶ月後でも臨場感がある
私の場合は、箇条書きでメモをしていくだけだ。
例えば、ココナッツオイルの女王のイブリンが、日本で東南アジア料理を食べにいくシリーズだとしよう。
- レストランの場所がわかりにくい
- 店員はタイ人ぽい。感じがいい
- 本格派と聞いていたのでタイの〇〇地方の味付けを期待したのに、日本にローカライズしてあってがっかりとか
なんでも、正直にパーっと書いていく。
「日本にローカライズしてあってがっかり」は「現地の味というよりも、東南アジア料理に不慣れな日本人でも食べやすく工夫してある」みたいな言い換えを繰り返すのだが、それは後にやることだ。
様々な事情で、書くのに取り掛かるのが一ヶ月後になることもある。
臨場感のある記事を書くには、この正直なメモが本当に使いやすい。
WordPressのアプリはまだメモ以上には使えないと思う
WordPressのアプリは完全なWordPressのダッシュボード画面ではない。
WordPressがブロック化したのは、おそらくこのアプリケーションとダッシュボードを近くしたいのではないかなと思うのだが、まだ同じにはなっていない。
これがアプリで使えるブロックの一例だ。本当に使えるものが増えたが、私は使わない…が多い。

プラグイン独自のブロックが使えないのが、WordPressのアプリの最大のデメリットだろう。
二つ目に、この記事本体が、2014年に、アプリ経由で、WordPressにはiOS&Android対応のアプリがありますよ、と書いた記事を大幅に手入れしたものなのだが、アプリ上では出てこない。8年前の記事のメンテナンスまでは予定していないようだ。
三つ目の問題は、クラシックが完全に潰されていることだ。今年の日付にしてみたが、元の記事は8年前なので当然のごとく「クラシック」で書かれている。それが表示されない。

もちろん、プラグイン独自のブロックも使えないので、私には「メモ」とタイトル決め以外には使えない。
また、おそらく海外(アメリカ?)経由でダッシュボートに入ろうとすることになるのか、サーバー側で「ログイン試行回数制限」を解除してやる必要があるかもしれない。それはそのサーバーごとに調べると良い。ここでは、スターサーバー を使っている。
写真が多いサイトはFlickrへ
取材で撮影した写真は、少し加工して移動中にでもアプリ経由でWordPressにアップすることもできる。
ところが、写真が多いサイトでは、中に入れると重くなってしょうがない。
それで、外部サイトとしてFlickrをよく使う。いろいろ使ったのだが、外部に写真を置いておくなら結局Flickrが一番使いやすいように思う。
iPadで写真を作って一気にFlickrにアップロードしておいて、メモを記事に加工するときに引っ張ってくる。
一つの手だが、iftttを経由してInstagramとFlickrを連携してInstagramをメモにする手もある
iftttを経由してInstagramとFlickrを連携させておいて、Instagramの投稿にブログ記事の予告的なものを入れて、写真はFlickrに入れるようにすることもできる。
これを使って、Instagramをブログ記事の下書きにしてしまってもいいだろう。Instagramの「投稿」はリンクは貼れないが、あとからテキストの編集ができるので、テキスト部分は後から消しても良い。
ただ、私は最近Instagramは「投稿」にはガッツリと投稿せず、「これおいしかったー。あとで記事書くねー」くらいにしている。むしろ、ストーリーズに記事のリンクを貼って「書きましたよー」の方で使っている。リンクが貼れないので。
記事の修正もまた、「毎日アップ」と考えても良いのではないだろうか
書いたら書きっぱなしでいいわけがない。「毎日新規記事をアップ」と思うから辛いのだ。
だって、ネタが枯渇する。
同時に、記事の修正は新規記事を書くのとはまた違うきつさがある。
「記事を続き物として、(毎日アップ)」という話を聞いたが、ブログだろうが、アフィリエイト目的だろうが、必要な情報を一枚で提供する方が良いと私は思う。
これはユーザビリティーの問題であり、言い換えればおもてなしの問題だ。
もちろん、それが10万字というのは、やりすぎで。3000字から5000字くらいが上限ではないだろうか。
ヲタ記事でも1万字以上いくものはおかしい。
ただ、「書けない」から「書けるようになる」ためには、続き物として毎日アップするのは一つの手である。
しかし、下にも詳しく書くのだが、ある程度書けるようになってから振り返って見れば、情報が薄すぎると思うことがある。5記事を1記事にまとめて、ある記事からは写真一枚のみ、ある記事からは一行のみを抜いてまとめることはある。
記事の修正もまた、「毎日アップ」の一つだと考えるようにすると、心理的なハードルが楽になる。
記事の修正(メンテナンス)の習慣化のコツ…
こればかりはなんとも言えない。
私はこれでご飯を食べているので「切実」なのである。
というよりも、年数があるのでこのサイトのように古い記事が結構ある。そうすると、新規記事を書こうとして、あれ?と思うことがあるわけだ。
実際に、新規記事を書いていたのだが、WordPressのアプリについて書いたことがあったよ!と思い立って、見つけて全面書き換えである。
消して新規記事を立ち上げるよりも、既存の記事を書き換える理由はすでにIndexされているからである。

スニペットに出ているのが、元の記事だ。アプリケーションそのものが進化していて、8年も昔の記事は使い物にならない。
しかも、元は600字くらいだったのだ。
定期的に自分のブログを読み直す
このブログは意図があってかなり不親切な作りにしている。
稼いでいるブログでは定期的に読み直している。そうすると、PVの出ない時期には続き物として毎日1記事を更新していたが、それは5記事を一つにまとめられるのではないか、など思うわけだ。
例えば、この記事だって元は600字で青息吐息だったし、内容も薄かった。だが、今ならもっと書ける。必要な情報をばらして薄い記事を一本書くよりも、軸を通したちょっと濃い記事一本の方が読んでくださる方にも親切だろうと考えて、そういう記事に仕上げたわけだ。
それが、書き手の成長というものだろう。